単身ドイツに渡って4年 息子が念願のゲゼレの資格を取得した。
靴造りを学びたいと、大学在学中から志望して靴の専門学校のダブルスクールに通い、卒業後は1年間渡航費用を稼ぐべくアルバイトを重ね、ドイツ在中のの語学学校に入学するだけを決めて渡航した。
当初はメールだけが唯一の連絡の手段。しかもアパートが決まりネットに接続するまでは、インターネット喫茶からのメールを寄こすが、パソコンが日本語環境でないので文章は全てローマ字表記。
当初はワーキングホリデービザだったが、どうにかこうにか(本人曰く とてつもない努力の末)ドイツのマイスター制度により3年間職業訓練校と職場での研修を受けられることになた。
この間のITの発展はすさまじく、インターネット回線を通じたスカイプが出ると、なんとパソコン対パソコンの通話はどんなにかけても、どこへかけても無料と驚きの進歩。
現在ではパソコンはおろかスマートホーン同士でもいわゆるテレビ電話もなんと無料。まさしく手塚治虫がイメージした世界だ。
先日念願のゲゼレ(職人)の資格を取得し、証を受け取る息子。
親バカながら 少し 鼻が高い。
(引用ですがゲゼレの説明)
3−4 Geselle
ゲゼレ(Geselle 職人)
レアリング(見習い)は、3年の修行期間を終えたあと
修行の締めくくりとして、職人になるための国家試験を受ける。
試験は、筆記と実技がある。
実技の試験では、それぞれが腕を振るって、
ゲゼレンシュテゥクを製作する(試験のために作る卒製のようなもの)
これらの試験を終えて、ゲゼレ(職人)になるのだ。
職人になると、晴れて一人前と認められ、与えられる給料も
仕事も充実していく。
これらの制度が体系だってできていることは、職人の社会的地位、
技術の継承等に大な意味を持っている。
職人ライセンス制度によるドイツにおいては、プロとアマチュアの差は
大きいといえるだろう。
posted by ヒゲの無くなった理髪師 at 13:58| 福島 ☀|
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