2010年07月14日

無 情

商店街に衝撃が走った。
明治から続く書店の倒産(自己破産)である。

シャッターが下ろされ、破産の申し立てと、破産管財人の選定を知らせる無味乾燥な紙が張り出された。

幼なじみ なのである。
同じ町内に住み、同じ小中学校に学び、同じ商店街で家業を継いで、息子同士も同級生なのである。

相当疲れていたのだろう。調髪中はづ〜っと眠ってばかりいた。同時に新聞店もやっていて、人手不足の時は、自ら朝刊の配達もしていたそうだ。

競争の激化と活字離れが結果を招いたと、いわれる。路線価の評価が下げ止まらない。資産価値が下がれば担保としての価格も下がる。銀行の査定も厳しくなる。

雑誌を配達してくれる従業員が挨拶にきた。
迷惑かけて済みませんとしか謝るしかないのが倒産なのだろう。しかし、合法的な精算の一つの手段であることに違いはない。なんら恥じることはない経済活動の合法的な手段なのだから。

時が来たら、いつかまた町内の祭で、酒を酌み交わしながら山車を動かそうよ。
いまは辛いだろうが、乗り越えてまた一緒にやろうよ。友達なんだから。
体に気をつけて。
posted by ヒゲの無くなった理髪師 at 12:47| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 街は今 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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